キャリア・アップコースの2・3年生は、ヒューマンデザインというキャリア学習として映像を使った授業をする機会が多々あります。
今回はNHK・Eテレの「昔話法廷」という番組を使って、自分の意見を考えて主張する授業を行いました。「さるかに合戦」のサルによる残虐な行為は果たしてどれほどの刑罰に相当するのか、それぞれの意見交換をしていきました。
正解のない題材なので、他人の意見に流されるのではなく、自分の考えを持つことが求められます。また、それを論理的に伝えることも重要です。
そこで同じくNHK・Eテレの「ロンリのちから」という番組の短い映像を活用して論理的思考能力とその出力方法などについても学びました。たとえば
・ペンギンは鳥である → ペンギンは飛べない → よって鳥は飛べない
・高校生は体育が好き → 私は高校生である → よって私は体育が好き
というような、論理の飛躍や前提条件の誤りなどを易しく確認できました。これはディベートのみならず小論文でも活用できることなので、様々な学びから先々へ繋げていけるような授業の機会を今後も増やしていきたいと思います。