こんにちは。未来を創る学舎 沼津校です・・・・と、このやうに毎度人間は書きだすのであらう。

古の書に、「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」との書き出しの書があったが、これをまねてみると、「人もすなるブログといふものを猫もしてみむとてするなり」といふところだろうか。

吾輩は猫である。名前はいろいろである。この沼津校界隈をねぐらと定め、商店街のあちらこちらで様々な名で呼ばれてゐる。そんな吾輩が、本日いつものやうにパトロオルで沼津校をたずねてみると、子供らがどうやら一生懸命勉強しているやうだ。なんでも、『単位認定てすと』とやらなのだそうだ。ふむふむ。一体、「てすと」とはなんぞや?

人間から見れば、猫ごときが勉強なんぞする訳が無いのだから、てすとなんぞ分かるはずもない・・と思ってゐるのであらうが、どっこい、こちとら猫社会でも、べんきょうは随分大事なものなのである。だが、てすとといふものについては、とんとわからぬ。

気になつたので、そうつと扉の隙間から覗いてみることにした。人の子らは、紙きれに何だか一生懸命に字を書いておる。「先生」と呼ばれてゐる人間たちの話では、夏休みといふ長い休みの前と秋、そして冬に「てすと」といふものをするらしい。それを過ごすと、「単位」といふものがもらえるのだそうだ。

猫の世界には、なるほど「単位」も「てすと」もないのであるが、「てすと」が終わった子どもらは大変晴々として居り、良い笑顔が見られておつた。猫の吾輩からも「よくがんばつたな」とほめてやりたい気持ちになつた。きつと、今日はゆつくりと休んでいることだらう。

さて、吾輩もパトロオルの続きでもするかいな。