こちら静岡校、今日の2年生は国語の授業で漢文について学びました。
漢文は元々中国の古典の文章で、古典漢文の格言、故事や詩(漢詩)は人生を豊かにする多くの学びを私たちに与えてくれます。
そんな漢文を読むことができるようになるように、読み方の基礎から丁寧に説明していきます。
今日学んだ故事は「借虎威(虎の威を借る)」でした。
今ではいわゆる「虎の威を借る(狐)」などとも言って「他人の権威をかさに聞いていばる(小人物)」の意味で広く知られている故事成語の由来となっている話です。
私たちは、強いものの陰に隠れて威張っているような人ではなく、物事の正しさを自分で判断して行動できる人目指していきたいですね。
ただ現在使われているその故事成語の意味とは別に、その故事の話自体を読んでみると危機に直面した時の狐の頭の機転と賢さに感心させられたりもします。
機会があったら一度「借虎威」を読んでみてください。
他にも圧巻や一挙両得など、身近に聞きなれた現在日本で使われている言葉の中には、古代中国で書かれた漢文の故事に由来するものがたくさんあります。
私たちの祖先は、古代中国から多くの文物を取り入れ学び、漢字も日本語の中に取り入れてきました。
未来を創る学舎で学ぶ中で、様々な言葉の由来を学び、知識を広げて考えや人生の幅を広げていきたらいいですね。