桃の節句たる本日をもちまして、三年生は日本航空高校を巣立っていきました。
これまで様々な思い出を作り、様々な学びを共にしてきた三年生も、もう卒業なのです。思い返せば
数多くの楽しいこと、苦しいことが各々あったろうと推し量れます。それらを胸にして旅立ちの日を迎えた
彼らを、私達は誇りに思います。
この日のために、卒業生も在校生も精進を重ねてきました。その積み上げが穣り、無事厳かに卒業式を
終えるに至りました。証書を受け取る生徒一人ひとりの勇姿、送り出す在校生の表情を、忘れることは
ないでしょう。
閉式後には各校舎に分かれて、最後のホームルームが執り行われました。それぞれが親を始めとして
お世話になった方々へお礼のスピーチをする中、溢れる想いに言葉が詰まり涙ぐむ姿には、こちらも
感極まってしまいました。とても、とても、心動かされる一時であったと噛みしめています。
教員の宿命として、生徒とは長くても三年間しか学び舎で共に過ごせません。いつでも去りゆく者を見送る
ばかりです。願わくば卒業生の未来が明るいものになることを祈り、また始まる新年度へと想いを馳せたいと
思います。