定期テストの時期に感じる、生徒たちの成長

こんにちは。未来を創る学舎です。
職員室から見る登校の学校生活、生徒、そして授業の様子をお届けします。

今週、校内では定期テストが行われています。当校の定期テストは、7月・12月・2月の年3回。今回は2日間の日程で実施され、今日で終わります。明日は終業式、明後日からは冬休みに入ります。教室や職員室の様子も、少し引き締まった空気に包まれています。

この時期になると、放課後に教室に残って勉強する生徒の姿が目立つようになります。ノートを広げて静かに復習する生徒、友だちと問題を確認し合う生徒。担任の先生も一緒に教室に残り、生徒に声を掛けながら、一人ひとりの様子を見ています。

当校の生徒の中には、中学校時代に不登校を経験した生徒や、支援級で学んできた生徒も多く在籍しています。そのため、「定期テストをほぼ受けたことがない」という生徒もいます。テスト前になると、「ちゃんとできるかな」「失敗したらどうしよう」と、不安そうな表情を見せる生徒もいます。当校の先生たちは、そうした気持ちも含めて話を聞きながら、一緒に整理していく時間を大切にしています。

定期テストは、点数だけを見るものではありません。目標を立て、計画を考え、限られた時間の中で取り組む——この一連の流れは、社会に出てからも必要になる力です。当校のキャリア教育では、目標設定や計画の立て方も学びますが、それを実際に体験できる場の一つが、この定期テストでもあります。

プレッシャーを感じながらも、「昨日より少し分かるようになった」「今回は最後までやり切れた」と話す生徒の声に、確かな成長を感じます。うまくいったことも、うまくいかなかったことも、次につながる大切な経験です。職員室からは、そんな一つ一つの積み重ねを、これからも静かに見守っていきたいと思います。

さて、明後日から冬休みになりますが、冬休み中も、この「高校生活の様子」ブログは掲載を続けます。授業や行事の様子を見て頂きたいので、今まで撮りためていた写真を選び、ブログにする予定です。時系列的に順番が前後することもありますが、ご了承ください。

なお、12月26日～1月4日は校舎閉鎖になりますので、「高校生活の様子」ブログはお休みとなります。